すなおに実践、それこそが最短の成功への道 株式会社エスワイフード世界の山ちゃんグループ 会長 山本重雄氏すなおに実践、それこそが最短の成功への道 株式会社エスワイフード世界の山ちゃんグループ 会長 山本重雄氏

「朝活ノススメ」では毎回、朝の活用達人に成功の秘訣を伺いご紹介いたします。
第5回のゲストは誰もが知っている有名居酒屋をチェーン展開する株式会社エスワイフード・世界の山ちゃんグループ 会長 山本重雄さんに、成功の秘訣・倫理観をお伺いしました。

Q)山本さんは最初から飲食業を目指されていたのでしょうか?

岡)高校を卒業して最初の就職先が海上自衛隊でした。
当初は警察官か、料理人を希望していたのですが、海上自衛隊で料理を作る仕事に就きました。自衛隊は国の警察のようなもの、そこで料理が出来るとなれば2つの夢が同時に叶うと思ったのです(笑)。
2年間の船の中での仕事の後、陸上勤務になり時間が出来たので本を読み始めました。福富太郎さん著「あなたも1億円貯められる」という本の中に、飲食店(特に焼き鳥)は現金商売で儲かる、10年くらいで1億円稼げます。と書いてあったので、10年間頑張って1億円貯めて、その後は金利生活(当時は金利が8%位でした)に入ろうと思ったのです(笑)。(後日、福富太郎さんに出会うことがあり、その話しをしたら、そんな本は書いたことがないと言われ、びっくり!いまだに解明されていない謎です。)
それをきっかけに自衛隊を辞めて3年位いろいろな飲食店で修行していたら、ある時お客様から店を買わないかと持ちかけられ、そこから独立の道へと進みました。

Q)お店は順調でしたか?

岡)一人で店を切り盛りし3年で1千万のお金が手元に残ったので、これは儲かる仕事だと!しかし、このペースでは10年で1億円は貯まらない。そこで店を大きくしようと決意、移転して社員も増やしました。
【串かつ・やきとり やまちゃん】これが1号店の名前。この店を始める時に手羽先もメニューに入れました。当時、手羽先では【F来坊】さんが有名で、様々な居酒屋チェーン店が【F来坊】テイストの手羽先をメニューに入れ始めたものですから、私も真似ようと研究しましたが、上手く味が再現出来なくて(笑)、現在のスパイシーな味にたどりつきました。
各店の切磋琢磨によりいつしか手羽先は名古屋名物になっていました。これはラッキーな出来事でした。

Q)世界のやまちゃん誕生秘話は?

岡)1号店でメニューにしていた手羽先をあるお客様が「この手羽先は幻の味だね〜」とおっしゃってくれました。そこで2号店を出す時に看板を【幻の手羽先屋・やまちゃん】にしたのです。
また仕事の最中、アルバイト店員が電話の応対で【はい!宇宙のやまちゃんです】とか【はい!世界のやまちゃんです】とか、ふざけて対応していたのを聞いて、「世界のやまちゃん」は面白い、お客様にも笑ってもらえると思い「世界のやまちゃん」と店名を変えました。冗談で付けた名前でしたが記憶に残る強いインパクトのあるネーミングがお客様に受け入れられました。
意外だったのが社内にも世界を目指している居酒屋なんだという気持ちが芽生えてきたことです。社員が商品と店名に自信を持ってくれました。後で気づきましたが、名前に想いを込めれば、そのようになっていくのだなぁと、店でも商品でも、人の名前でも同じですね。

Q)倫理法人会との出会いは?

岡)お店が大きくなるに連れて、経営者個人の目標ではいけないと気づき、社員みんなで作る目標【100店舗、年商100億】を作りました。その目標を達成するために、よりお客様のニーズを聞き取ろうと必死に頑張ってきたのですが、社員のことはあまり見ていませんでした。店舗は増やすが、社員教育をやらずにいたので良い店長が育たない。次々とスタッフが辞めていく。 なんのために商売をやっているのか判らなくなってきました。
そこで、改めて勉強を始めたわけです。本を読んだり、異業種交流会に出かけたり、その中で倫理法人会との出会いもありました。
一番最初のナイトセミナーで盛岡のクラフトという会社の又川社長の講話を拝聴しました。その時に同席した熊田さん(現・熱田区相談役)に家庭倫理の会を紹介され、朝5時の「朝の集い」に通いました。
出会いもたくさんあり、その中で、【似顔絵イラスト】との出会いがありました。倫理法人会会員のまんじゅう屋さんが似顔絵入りの名刺を使っていました。面白そうなので、九州博多のイラストレーター・上村さんを紹介していただき、写真を送ったらしばらくして、現在やまちゃんの看板イラストの似顔絵が出来てきたというわけです。山ちゃんの筆文字も、倫理で知り合った書家の落合勲先生に描いていただきました。振り返ると様々な出会いの中で商売のシンボルマークが全部揃ってしまいました(笑)。

Q)転機となるような学びはありましたか?

岡)いろいろ学ぶ中で、ある時、又川社長が、盛岡倫理法人会の名誉会長を務める東日本ハウス設立者・中村功会長の勉強会が名古屋で始まるので、参加しようということになりました。
経営者の役割はひとつ【社員を守ること】。中村会長の言葉を聞いて、自分にないものを感じたのと同時に自分には出来ないなと内心思っていたところに次の言葉【今は出来なくても良いが、出来るようにしようと社員に言いなさい】と。【立派な日本人を作ることが我が社の目的】とおっしゃる中村会長に心酔し経営の師にしようを思いました。  
1年間の勉強会の後、教えていただいたことをそっくりそのまま社員教育に取り入れました。それにより社員がすぐに変わることはありませんでしたが、社長である私は大いに変わることが出来ました。自信を持って話すことで、店が強くなっていき、やる気を出してもらうための給与・賞与体系など、しくみも研究しはじめたら次第に強いメンバーが育ってきて辞める社員が少なくなっていきました。
9年前に東京に進出。社員教育から成長したメンバーの中から2名を名古屋から出向、店を立ち上げさせ大成功を納めるに至りました。

Q)それでは最後にこれから倫理法人会で学ぼうとしている経営者のみなさんにアドバイスをお願いします。

岡)学ぶとは真似ること学んだら真似して実践することが大事だと思います。私の場合、真似ることが全く苦にならない性格で(笑)、F来坊さんの手羽先メニュー等、良いと思うものはどんどん取り入れました。
お客様からいただいた商品名【幻の手羽先】、アルバイト店員発案の店名【世界のやまちゃん】、おまんじゅう屋さんが使っていた【似顔絵】、そして中村会長のさまざまな【教え】。聞くだけでなく、すぐさま実践することで、良い方向に進んで来れたのだと思います。
【倫理法人会】には素晴らしい出会いがあり、相談に乗ってくれる先生や仲間がいます。そして何より成功するための最短ルート【すなおに実践すること】を重んじています。
私を信じて、すなおに参加していただければ良いですね(笑)

諸事情により一旦、倫理法人会を退会された経験のある山本さんですが、万人幸福の栞はいつも胸ポケットにあったとお聞きしました。
誘われて久しぶりに訪れたモーニングセミナーの清々しさに再入会。辞めてはみたものの、気がつけば倫理の教えがいつも隣にあり、それを実践していれば、経営の道を踏み外すことはない。そう語る山本会長の自信に【世界のやまちゃん】のますますの繁栄が垣間みれたインタビューとなりました。

(インタビュー:愛知県倫理法人会 広報委員長 石川雅之 / 副委員長 中村 剛)

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